Monday, July 20, 2009

あるイスラエル青年の悲劇




彼の名はGerry、イスラエル出身、23歳、元軍人。

昨日は、彼にとって最悪の日だった。

朝に道ですれちがった時には、悲しみと怒りの入り混じったような顔で、

全てのカードが入った財布を落としたと言っていた。

結局、夕方に会った時にもまだ見つかっておらず、

既にあきらめ、父親にイスラエルからハノイまで来てもらうお願いをしたところだと言う。

こういうことは、自分に身に覚えがある。

彼とはドンデット到着の初日に一緒に夕飯を食った仲だ。

ハノイまで行く金はぎりぎりあると言うが、

イスラエルマネーなのでUSドルにもラオスキップにも両替できないらしい。

晩飯をおごると言ったが、遠慮してしまって首を縦に振ってくれない。

これから自分はビエンチャンへと発つが、

とりあえずそれまでの間は、彼を見つけて腕時計でもあげよう。


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